「怒り」は多くの場合、嫌われる感情の一つです。感じてはいけないもの、出してはいけないものとして、なるべく避けるべき感情とされていると言ってもいいでしょう。確かに、自分が感じるにしても、相手が感じるにしても「怒り」はエネルギーが高くて、危険。扱うのが難しい感情です。
けれども、怒りはあなたが大事だと思っているものを気づかせてくれるアラームのようなものです。怒りを感じたときには、何か自分が大事にしていることやものが危険に晒されている、ということでもあるからです。自分をもっと大事にしてもらいたい、物事はもっとこうあるべきだ、周りの人に、このように振舞ってもらいたい、などなど。
怒りの裏には別の感情が潜んでいるとも言われています。悲しみだったり、傷つきだったり。羨望である場合も。
怒りは自分の価値観について見てみる、手がかりとして使えます。
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